プログラマーの仕事はAIによってなくなるのか?

こんにちは、フリーランスエンジニアのサカイです。

今回はプログラマーを今後続けていくにあたって
本気で考えなきゃいけない将来について僕の見解を書いてみたいと思います。

よく「AIの登場によってプログラマーという職業が無くなるのでは?」
みたいなことを聞きますが、僕は無くならないと思います。

その理由を今回は整理していきつつ、
今後ずっと生き残るためのプログラマー像についても考えてみたいと思います。

あと少しで定年ならこのまま逃げ切りでも良いですが、
この先10年以上プログラマーとして続けていきたいなら、
しっかりと将来について考えておきましょう。

1.プログラマーはずっと無くならない

プログラマーがいま不安を感じているのものの1つはAIでしょう。

「AIの登場によってプログラマーの職が無くなる」という話です。

僕は別にAIの専門家ではありませんが、
このバズワードに踊らされすぎなムードは感じます。

AIのことを知らなくても今までの業界の歴史を振り返れば
「今後どうなっていくのか?」はある程度想像できますし、
どうしていけば良いのかも想像できます。

結論としては

今も今後もポイントはそんなに変わらない
です。

少し振り返ってみましょう。

プログラマーの仕事を奪うものは、今までもたくさん出てきました。

例えば大昔はHTMLだけのホームページ製作を
100万で受注できる時代がありました。

今ならWordpressでサクッと作れるので、
数十万で昔よりはるかにクオリティの高いページを作ってもらえます。

ゲームでいえば今はUnityがあれば
大してプログラミングの知識がなくてもゲームを作れます。

こういった例はたくさんあります。

エンジン、フレームワーク、ツール、SDK等がどんどん登場するにつれて、
今まで自分たちで書いていたコードがコーディング不要になっていきました。

世の中にはどんどんコーディングを不要とするものが出てきているはずなのに、
未だにプログラマーの人手不足は変わらない。

何故でしょうか?

それは

やれることが増えた分だけビジネスアイデアが増えるから
というのが僕の見解です。

企業はやれることが増えた分だけ、新たなビジネスに挑戦します。
当然ですよね。競争ですから。

そして今まで参入してこなかった企業や個人が
どんどんビジネスに参入してきます。

今までITとは無縁だった業界にもITが必要になってきます。

その分、人手が必要になります。

それらの仕事を全てAIが請け負うなんて未来が
そんなすぐに来るはずありません。

AIについては僕もいくつかセミナーを受けたので凄さはある程度わかります。

クイズや将棋の話は有名ですが、
他にも富士山ぐらいの高さまで積み上がるほどの論文を学習し、
最適な治療方法を導き出したりするそうです。

人間よりも精度の高い判断ができるとしたら、
もう人間は必要なくなってしまいますね。

でも、それでもですね、、、
ある日突然プログラマーの仕事が無くなることはないでしょう。

どちらかというと、AIをパートナーにするような感じかと思います。

プログラマーのスキルに必要とされるのは、
コーディングだけではありません。

フレームワークやツールやサービスを使いこなすスキルも必要です。

同じように今後はAIとうまく付き合うスキルが必要になると思っています。

今までプログラマーがやっていた
調査とか、デバッグとか、テストコード書いたり等はAIにやってもらって、
プログラマーは、もう少しコーディングや設計の方に集中できると思ってます。

そのうち設計や仕様もAIが決めるのかもしれませんが、
結局ビジネスは人間がやるものであって、
そのビジネスには人間の思いが入っているので、
「優秀だから全てAIで」という単純な流れにはならないでしょう。

もしプログラマーがやっている仕事のすべてをAIが請け負うようになったら、
その時はほとんどの職業が無くなっているぐらいの状況だと思います。

きっと世の中の構造や社会そのものがガラッと変わっているでしょうから、
「プログラマーがなくなるか?」なんて考えても仕方がありません。

「仕事」「社会」というもの自体の捉え方を変えなくてはいけなくなるでしょう。

だからまずは10年以上先のことは置いといて、
これから10年プログラマーとして生きていくことを考えましょう。

2.プログラマーがずっと生き残るための道

今後、AIの登場によってプログラマーの役割が変化していくことを見据えた上で
プログラマーとして生き残るための道を考えてみたいと思います。

①雇われることから卒業する

自分でWebサービスやスマホアプリなどを作って、
広告収入などを得て生活するという道です。

作るものは何でも良いですが「自分で作る」ということがポイントです。

結局「雇われている側」にいる限りは自分でやりたいことを決められないので、
コーディング以外の作業を求められる事もあるでしょうし、
仕事自体が無くなるリスクもあります。

ですが自分で作ったもので稼げれば、自分で仕事の内容を決められるので、
好きなだけコーディングできるわけです。

当然、AIに仕事を奪われるなんて心配もなくなります。

実際にやるとなったら稼がないといけないので
コーディング以外にもすべきことはありますが、
コーディングができなくなる心配は無いですよね。

いきなり稼ぐことは厳しいと思いますので、
自分で色々と作ってみて、可能性を探ってみると良いでしょう。

②仕組みを「作る側」にまわる

フレームワーク、SDK、AIなどが進化するにつれて
必要なコーディング量は減っていきます。

言い方を変えると「仕事が奪われていく」わけです。

この発想を転換して、

「フレームワーク、SDK、AIなどを「作る側」にまわってしまおう」
という道です。

こういった仕組み達は今後も必要とされ続けますので、
メンテナンスや新規機能を追加する要員が必要になります。

この本の調査によると、
多くの企業がまだまだAIプログラマーの人材不足に悩んでいるようです。

人材が課題
AI活用を担う人材増強を企業の88%が課題と認識

引用元:TECHビジネス最前線 (日経BPムック)
※国内大手企業100社のAI(人工知能)活用実態調査

AIプログラマーの道を選ぶならそこそこのスキルが必要になりますが、
挑戦する価値はありますし、手に入れたスキルは必ず今後役立つでしょう。

またAIに関連する専門知識と経験を身につければ、
今後も必要とされ続ける人材になれるでしょう。

③「AIより人間」と思われる分野で仕事をする

「単純作業はAIに奪われる」という話をよく聞きます。

何でもかんでもAIと呼ばれている気がしますが、
「単純作業は人間がやる必要が無くなる」はその通りでしょう。

もやはプログラマーは「ただ書いていればいい」時代ではありません。

今後はよりその傾向が強くなるでしょう。

プログラマーの中には

  • 「決められたこと以外できません。」
  • 「仕様書に書いてもらったことだけコーディングします。」
というマインドの人がいますが、こういう人の仕事は無くなるでしょう。

やるべきことがきっちり決まっているなら、
それはもう人間がやる必要はありません。

今の人手不足な状況にあぐらをかいていると、後で痛い目にあいます。

あと5年ぐらいなら単純なプログラマーでも仕事にありつけるでしょう。
でも、10年後でも同じノリで通用するほどは甘くないと思います。

「単純作業は無くなる」という話で言うと、
今までは「オフショアにお願いする」というやり方がありました。

でも全ての企業がそうしているわけではありません。

オフショアは「コストがかからない」という理由で採用されることがありますが、
コミュニケーションの問題や場所の問題から、かえって時間がかかったり、
管理側の工数が余計にかかる場合があります。

やはり少しぐらいコストがかかっても、
「近くにいて話がすぐに通じる日本人にお願いした方が良い」という考えの方が強いようですね。

あとは「ブリッジ的な役割をできる人が少ない」という理由もあると思います。
ここは大企業と中小企業の大きな違いですね。

ただAIは違うでしょう。

オフショアにお願いするよりもハードルは低いので、
どの企業も取り入れることに前向きになるでしょう。

また今後は義務教育のカリキュラムにもプログラミングが入ってくるので、
プログラミング自体の希少価値が無くなります。

「単純にプログラミングできる」ということだけに価値が無くなっていくのは明白です。

じゃあどうすればいいのでしょうか?

というとやはり

「製品、またはサービス全体のことを考えられるようになる」
ことですよね。これは今も変わりません。

例えばゲーム業界には

  • プログラマー
  • ゲームプログラマー
と呼び名が分かれるそうです。

プログラマーは単純にコーディングする人。
ゲームプログラマーは仕様について意見したり、工夫したりしながらコーディングする人。

このゲームプログラマーにあたる人が、今後も生き残れる人です。

昔はHTMLだけを売りにしていたホームページ製作だって、
今はSEO、UX、販売までの導線だったり、色々考えられながら作ってもらえます。

つまり「その分野の専門家になる」ということです。

プログラミングは実現のためのツールに過ぎず、
それ自体をウリにできる時代はもう終わろうとしています。

今後もプログラマーの人手不足は続いていくでしょうから、
「仕事が無くなる」という極端な話にはならないと思いますが、
確実に「求められる形」は変わっていきます。

ですので「顧客の希望を実現する1つの手段としてプログラミングをしている」
というマインドに変える必要があります。

そして、今後プログラマーとして生き残るのであれば、
「作りながら考える系」の開発に携わった方が、
「技術が進化してもやっぱり人間に任せたい」と思ってもらえる確率が高いでしょう。

例えば、スマホアプリやゲームなどですね。

「面白さ」が求められるエンタメ系の分野は、
コーディングする前にきっちり仕様を決められない部分があるので、
どうしても作りながら仕様を考える必要があります。

ですので、人間のプログラマーに相談しながら進めていきたいと思われます。
ニュアンスを伝えるのも難しいですしね。

今後は、人間のニュアンスが含まれるようなものだったり、
作りながら考えていくようなスタイルが必要とされる開発に携わるとよいでしょう。

少なくとも

  • 誰がやっても同じ
  • 単純作業
  • やることが明確
に該当するものは今後すべて無くなります。

あなたが仕様変更に抵抗のある方であればストレスを感じると思いますが、
割り切れるのであればプログラマーとして続けるには1番現実的な道かなと思います。

3.猶予がある今のうちに準備しましょう

AIが幅を効かせる時代はまだすぐには来ないでしょう。

もちろん僕は未来を正確に予測することなんてできません。

でも現在の状況からすると、すぐにとって代わられることはないでしょう。

劇的な変化を簡単にできる企業はそうそうありません。

試験的に取り入れる期間も必要ですし、AIを取り入れるにあたり、
今までの開発プロセス、体制、規約などを変える必要があります。

また、企業は「雇用」という責任も担っているので、
AIによって仕事が無くなる人に対して、新たな仕事を作り出す必要もあります。

AIが便利だから、優秀だからと言って
すぐにガラッと変えられるほど簡単な話ではないのです。

今のうちです。

まだ十分に猶予がある今のうちに単純なプログラマーから脱出して、
今後10年、生き残るための力を付けていきましょう!

さいごに

いかがでしたでしょうか?

色々と悲観的、楽観的なことを書きましたが、
歴史や現状から学び、未来を冷静に見据えて変化、準備していくことが重要です。

生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである。
ダーウィン

変化に対応しながら、これからもずっとプログラマーを続けていきましょう!

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