こんにちは、フリーランスエンジニアのサカイです。
ついついネガティブなことを考えてしまう性格だったり、状態だったりすると、
- 「性格を変えたい・・・」
- 「辛い状態から抜け出したい・・・」
僕もネガティブなことを考えてしまう時がよくあります。
でも、そんな時でも苦しみから抜け出す方法はあるんです。
今回は
- ネガティブ思考自体はそんなに悪くない
- ネガティブなことを考えている時の苦しみから抜け出す方法
目次
1.そもそもネガティブ思考は悪いものではない
そもそもネガティブ思考に対する誤解があります。
「ネガティブ思考=悪」という考えが浸透していますが、
ネガティブ思考には良い面もあるのです。
- 先々のリスクを想定できる
- 状況を冷静に捉えられる
- 調子にのって失敗することが少ない
特に僕達ITエンジニアはリスクに敏感でなければいけません。
ネガティブな事態を想定せずに作業をするのはITエンジニアとして未熟です。
必ずしもポジティブが良いという訳ではないんです。
過度なポジティブ思考は危険であり、ネガティブ思考より悪なのです。
なのでまずは、
「ネガティブ思考が良いものでもある」
というマインドセットをしましょう。
そして僕達エンジニアにとって、
「ネガティブ思考は1つの能力でもある」
というマインドセットもしてもらえたらと思います。
つまり、ネガティブな性格を「直す」必要はないのです。
必要なのですから。
では、ネガティブ思考が良いものだという認識の上で
解消するポイントについてご紹介します。
過度なポジティブ思考が危険であるように、
過度なネガティブ思考も危険です。
自分を傷つけすぎてしまうから。
ポジティブとネガティブ、
両方大事にしながらバランスを取っていくことが重要です。
では、ご紹介します。
2.ネガティブ思考の原因別対処法
「ネガティブ」と一口に言っても、
考える内容にはいくつかの種類があります。
- ネガティブ思考の原因がハッキリしている場合
- ネガティブ思考の原因がわからない場合
- 自分に対してネガティブな感情を頂く場合
種類別に解消法をご紹介しますね。
①ネガティブ思考の原因がハッキリしている場合

ネガティブの中には漠然とした不安と、
原因がはっきりしている場合があります。
原因が明確になっていることの例をあげると、
- 仕様で気になっている内容がある
- あそこのコードは大きなバグを引き起こすんじゃないか
- メンバーの行動で問題だと思っていることがある
このように具体的にネガティブな原因がハッキリしている場合、
原因を潰しにいくべきです。
というか、それしか対策はありません。
- 飲みに行く
- スポーツする
- カラオケする
- 「まぁいいか」と思うようにする
こういった対策は、
一時的には気が紛れるかもしれませんが、原因が変わらない限り、
ネガティブな気持ちはずっとあなたにまとわりつきます。
根本的な解決にはなりませんし、
問題を先送りすることによって、いつか大きな問題になる可能性もあります。
ネガティブに考えてしまうことか悪いのではありません。
「対応すべき問題がある」というサインだと捉えましょう。
そして原因を潰しましょう。
自分で確認できる、または手を打てることならすぐに手を打っておきましょう。
自分では手が出せないなら、リーダーなどの管理者に掛け合いましょう。
確かに世の中にはどうしようもない問題もあります。
そういう問題でも、最低でも一度は解決に向けて行動しましょう。
やるだけやったら
「自分にはどうすることもできないから、心配してもしょうがないや」と
諦めがつきます。
「どうにかなるかも」という可能性が自分の中にあるから、
ネガティブな考えが残ってしまうのです。
②ネガティブ思考の原因がわからない場合

気分が何となくモヤモヤッとしていて、
漠然とした不安というか、ネガティブな気分になってしまうことってありますよね?
僕はよくあります。
こういう場合、原因は必ずあります。
自分が自覚していないだけです。
なのでネガティブの原因をあぶり出しましょう。
一番のおススメは、
「紙に今の状況、気持ちなどを1つずつ書いていく」方法です。
- 今の仕事は満足している?
- 自分のやりたいことやってる?
- 何か我慢していない?
- 何か寂しくない?
- 満たされていないことあるの?
こうやって自分に問いかけながら、紙に書いていきましょう。
そうすると
- 「あっ、なんか仕事にマンネリを感じているのかも?」
- 「本当はもっと認めて欲しいんだよな〜」
など、自分の気持ちに気付いていきます。
原因がわかったら、あとは「原因をどうすれば解決できるか?」に
意識を向けるだけです。
「どのようにすれば〜〜できる?」という質問を投げかけながら、
考えていきましょう!
ちなみに、紙に書いても原因がわからない場合は、
体に原因がないか探ってみましょう。
- 睡眠
- 食事
- 体の凝り具合、疲労
- ブルーライトの浴び具合
僕の場合、上記のどれかに問題があると、
漠然としたネガティブな感情になる場合があります。
ですので、原因がわからない場合は、
体の状態もチェックすることをおススメします。
③自分に対してネガティブな感情を頂く場合
自分に対してネガティブな感情を抱いてしまうことってありますよね?
- 「バカにされたらどうしよう」
- 「どうせ俺なんて〇〇なんだ」
- 「失敗するかもしれない」
あまりにもネガティブに考えすぎると
力を十分に発揮できない可能性があります。もったいないですよね。
こんな時
「俺はやれる!やれるぞー!」と、
自分を奮い立たせることができればいいですが、そんな簡単にはいかないわけで。
なので無理にポジティブ思考にする必要は無いです。
というか、できないですよね。
そもそも、なぜネガティブ思考に苦しめられるのでしょうか?
それは
- 「バカにされたくない」
- 「見下されたくない」
- 「恥ずかしい思いをしたくない」
僕は心屋仁之助さんの本で知った方法で楽になることができました。
以下を声に出して言うんです。
- 「バカにされてもいい」
- 「ダメだと思われてもいい」
- 「評価が下がってもいい」
- 「嫌われてもいい」
- 「愛想つかされてもいい」
最初は抵抗を感じるかもしれませんが、
言っていると少し落ち着くことができます。
声に出せない状況なら心の中で唱えましょう。
バカにされることが受け入れられると、
「今の自分にできること」に気持ちを集中させることができます。
また、僕は何かできないことがある時、自分にこう投げかけます。
「現時点で、できていないだけだ。後でできるようになれば問題なし!」
もう一つ、僕が救われた、ひすいこたろうさんの言葉です。
「人は長所で尊敬され、短所で愛される」
短所って今まで「あってはいけないもの」だと思っていたんですが、
必要なものなんですね。
確かに完璧な人より、短所がある人の方が愛されますよね。
短所が必要だってわかったら、もう気にする必要がなくなりました。
止まらないネガティブ思考を断ち切る方法
ネガティブ思考が必要なものだとしても、
頭から離れずにグルグル回っている時って、辛いですよね?
グルグルと頭の中で回っている思考を
断ち切るのに有効なのがムーブメント瞑想です。
今流行りのマインドフルネスの一つなのですが、
簡単に言うと「自分の実況中継をする」というものです。
例えば歩いている時、足に合わせて「右、左、右、左」と、
心の中で唱えます。
呼吸に対しても「吸った…、吐いた…、吸った…、吐いた…」と、
心の中で唱えます
「今ここ」に集中することで、
頭にまとわりついている思考を取り除くのです。
マインドフルネスの中心的な概念は、
「今ここ」に意識を集中させることにあります。
人は過去にあった出来事や未来への不安など、
「今」以外のことにネガティブな感情を抱きます。
意識を「今」に集中させると、不思議と頭の中がクリアになるんです。
瞑想も頭がスッキリしますが、とっつきづらいと思いますので、
まずはムーブメント瞑想を試してもらえたらと思います。
まとめ
- 原因がわかっている場合は、すぐに手を打つ。
- 原因がわからない場合は、紙に書きだす。体のチェック。
- 自分へのネガティブは、「バカにされてもいい」「失敗していもいい」と唱える。
- ネガティブ思考を断ち切るには、ムーブメント瞑想。
ネガティブ思考はエンジニアにとって重要な才能です。
ただ気をつけないと自分を傷つけてしまう諸刃の剣でもあるので、
バランスを取りながら付き合っていきましょうね!
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