フリーランスエンジニアがマストで知るべきお金の管理

こんにちは、フリーランスエンジニアのサカイです。

サラリーマンをやめてフリーランス になると、
お金の管理について不安に思うことがありますよね?

サラリーマンの時は税金だの保険だのって会社が全てやってくれて、
働き続ければ、厚生年金と退職金で老後も安心だなんて思っていたかもしれません。

いや、僕はそれさえも考えない時期がありました。

「詳しいことは知らないけど会社がよろしくやってくれているんでしょ」と。

まあサラリーマンだと実際やってくれますから、
知らなくても何とかなるんでしょうね。

でもフリーランス (個人事業主)になると、そうはいかないわけです。

実際、生きていくことはできます。

年金払って、保険料払って、税金納めていれば露頭に迷うことはありません。

でもそれだけでは何かあった時や老後に不安がありますよね?

フリーランスの場合、休職手当、失業保険、退職金があるわけではないので、
自分で準備をしなくてはいけません。

そして、もしもの時を考慮して日々のお金の管理もしておく必要があるんですね。
家族がいるなら尚更です。

ということで僕が色々調べて学んだことを今日はシェアさせて頂きますね。

あまり複雑に考えると混乱するので、

  • 支払う必要があるお金の管理
  • 老後の為のお金の管理
  • もしもの時のお金の管理
に分けてご紹介したいと思います。

1.支払う必要があるお金

フリーランス(個人事業主)が支払う必要があるお金は以下の通りです。

  • 国民年金保険料
  • 健康保険料
  • 所得税
  • 住民税

これらはサラリーマンも支払っているお金ですが、
毎月の給与から天引きされているお金であり、
意識していない人の方が多いのではないでしょうか。

ちなみに、サラリーマンとの違いには以下のようなことがあります。

  1. サラリーマンは厚生年金も支払う
  2. サラリーマンは社会保険に入っている
  3. サラリーマンの場合、社会保険料を会社が半分もってくれる
  4. 所得税は源泉徴収という形で天引きされている

サラリーマンの場合、国民年金の他に厚生年金にも加入しているので、
個人事業主よりも多くの年金を支払っていることになります。

当然、老後に受け取れる年金も多いわけです。

会社が自動的に処理してくれる仕組みで老後の蓄えができているので、
「サラリーマンでいれば安心」という一つの理由になりますね。

また、サラリーマンは社会保険の半分を会社が支払ってくれます。

これはサラリーマンの大きなメリットです。

僕はいま国民健康保険を支払っているわけですが、
年間60万ぐらいしますので、半分支払ってくれるのは大きいですよ。

所得税に関しては、源泉徴収という形で天引きされます。

源泉徴収とは、その月の収入から
その人が支払うべき所得税を計算して、給料から差し引くことをいいます。

これは国から義務付けられているもので
サラリーマンであればどこの会社でも源泉徴収されます。

国としても安定した税収が確保できますし、
一年分をまとめて払ってもらうより確実に徴収できるというメリットがあるんです。

この源泉徴収していた金額を12月に改めて計算し直すのが年末調整です。

人によって、生命保険料控除や住宅ローン控除を受けられるので、
源泉徴収によって多く払い過ぎていた所得税は、年末調整時に返ってきます。

控除とは「差し引く」という意味です。

「人によって色々事情があるから、
その分のお金は所得税の対象となる所得(または所得税額)から差し引いてあげますよ」

というありがたいものですね。

詳しくはこちらの記事を参考にして頂けたらと思います。

さてここまでが「支払う必要があるお金」でしたが、
個人事業主が1つ注意する点としては、
「個人事業主には源泉徴収がない」ということです。

毎月の給与から会社が天引きしてくれるサラリーマンとは違い、
個人事業主は確定申告の時期に一年分の所得税をまとめて納税します。

ですので自分で所得税分をストックしておく必要があります。

「報酬をあるだけ使って所得税が支払えなくなった」という
フリーランスエンジニアの方がいると聞いたことがありますが、
そんな事態に陥らないようにしましょう。

細かい計算をすると混乱するので、
「毎月の報酬から1割は所得税分にする」として
税金専用口座に入れておくのが良いと思います。

僕は税金用の口座を作っていて、
所得税、住民税、固定資産税などはその口座から引き落とされるようにしています。

こうしておくと毎月の報酬からその口座に入れておくだけで
あとは特に意識する必要がないので楽です。

ちなみに銀行の自動送金サービスを使えば
毎月自動で指定の口座に入金してくれるので
自分では特に何もする必要がなくなります。

ただ「手数料がかかる」というデメリットがあるので、
あなたのメイン銀行でかかる手数料を確認してから決めるといいでしょう。

以下は、各銀行の自動送金サービスです。

他にも「あなたのメインバンク 自動送金」と検索すると、他の銀行のサービスを確認できますよ。

僕の場合、それぞれの銀行が近所にあので自動送金は利用していません。
「通帳を確認する機会」にもなりますしね。

2.老後の為のお金

次に「老後の為のお金の管理」についてご紹介します。

改めてサラリーマンとの違いを整理すると、
サラリーマンと個人事業主は払っている年金の種類が違います。

国民年金はサラリーマンも個人事業主も払う年金です。

サラリーマンの場合、上乗せで厚生年金を支払っているので、
より多くの積み立てをしていることになります。

厚生年金を支払っていると、月に20万ぐらいの年金は受給できるので、
老後の生活を送るにはまあ安心の金額です。

でも国民年金だと月に5、6万の受給です。これでは生活できないですよね。。。

参考:年金受給額、厚生年金と国民年金は平均いくらもらえる? [年金] All About

そして個人事業主には失業保険も退職金もありません。
失業保険や退職金は雇われる側の為のものなので、事業主は該当しないわけです。

国民年金だけを払い続け、老後の蓄えもしないまま老後を迎えるのは危険です。
あとで後悔しない為にも今から積み立てを行いましょう。

二つの制度をご紹介します。

国民年金基金

実はフリーランス(個人事業主)にも上乗せできる年金があります。

それが国民年金基金です。

もともと個人事業主を続けていた人は国民年金だけでは生活できないので
事業を続けるか、バイトなどで埋め合わせているのが現状なのですが、、、

国民年金基金は、こういった金額の差を解消する為に平成3年に創設されました。

個人事業主でも上乗せの年金が支払えるなら
安心して事業を続けられますよね。

実は更に大きなメリットがありまして、
国民年金基金は確定申告の控除の対象になります。

つまり「国民年金基金で支払ったお金は控除される」のです。

控除が多いほど課税の対象となる所得(課税所得)が低くなるので、
それだけ納税する所得税の金額も下がります。

そして住民税や保険料の金額も下がります。
これはすごいメリットですよね。

今にも老後にもメリットがあるので、入っておくことをおススメします。

国民年金基金

Screenshot of npfa.or.jp

小規模企業共済

退職金積み立てに関しても、個人事業主用の積立制度があります。

それが「小規模企業共済」です。

小規模企業共済制度は、
小規模な企業や個人事業主の為の退職金積み立て制度なんです。

毎月コツコツ積立ていき、事業を辞めた時などに受け取れます。

具体的な受け取りタイミングは以下の通りです。

共済金等の種類 請求事由
共済金A
  • 個人事業を廃業した場合(※1)(※2)
  • 共済契約者の方が亡くなられた場合
共済金B
  • 老齢給付(65歳以上で180か月以上掛金を払い込んだ方)
準共済金
  • 個人事業を法人成りした結果、加入資格がなくなったため、解約をした場合(※3)
解約手当金
  • 任意解約
  • 機構解約(掛金を12か月以上滞納した場合)
  • 個人事業を法人成りした結果、加入資格はなくならなかったが、解約をした場合(※3)
  • ※1 複数の事業を営んでいる場合は、すべての事業を廃止したことが条件です。
  • ※2 平成28年3月以前に、配偶者または子へ事業の全部を譲渡したときは、「準共済金」です。
  • ※3 平成22年12月以前に加入した個人事業主が、金銭出資により法人成りをしたときは、「共済金A」となります。

参照元:共済金(解約手当金)について|小規模企業共済(中小機構) (1)個人事業主の場合

掛金については、

  • 月々1,000円~70,000円まで500円単位で設定することが可能
  • 途中で変えることも可能

なので、自分の状況に合わせて設定できるところが大きなメリットです。

サラリーマンって、自分の掛け金を自分で決めてるわけじゃないですよね?
僕は退職した時に退職金の金額を知りました。

フリーランスは自分で人生プランを設計して
自分で積立額を決められるのがいいですよね?

そして、小規模企業共済も所得控除の対象になります!

国民年金基金と小規模企業共済をやるだけで
節税効果も上がるんですから、単なる積立ではないわけです!

加入する場合にはザっとでもいいので
例えば60歳まで積み立てる金額を計算してみましょう。

でも色々考えて行動が止まるぐらいであれば、
まずは1000円からでも始めることをおススメします。

中小機構

Screenshot of www.smrj.go.jp

3.もしもの時の為のお金

さて、「支払う必要があるお金の管理」「老後の為のお金の管理」ができたら
最後は「もしもの時の為のお金の管理」です。

年金などを払って積み立てもできたら「残りは自由に使っていいや!」
では人生危なすぎます。

サラリーマンと違い、フリーランス(個人事業主)には
休業手当や失業保険がありません。

ということは、例えば病気などで仕事ができない期間があれば
その期間の収入はゼロになります。

ですので、もしもの時の為の貯金はマストです!

もしあなたが貯金が大の苦手なのであれば、
銀行の自動送金サービスを使って、
毎月貯金専用の口座に送金するのがベストです。

自分の意志で管理して貯金しようというのは
結構ハードルが高いですし、途中でブレやすいです。

ですので手数料を払ってでも自動送金サービスを使った方が
最終的に自分の元に残る金額は大きくなります。

4.高収入に浮かれるな!

最後はフリーランスに必要な危機感についてです。

フリーランスって、まあ高収入ですよね。

中小企業のサラリーマンだと稼げない年収を稼ぐことが
意外と簡単にできます。

でもそれで浮かれるのはおバカさんです。

やはり50代になれば、スキルがあっても
年齢だけで顧客からは敬遠されがちになります。
僕もサラリーマン時代は選ぶ側の人間だったのでよくわかります。

歳を重ねるにつれてパフォーマンスが落ちるという心配もありますし、
モチベーションが低くなるんじゃないかという心配もあります。

また、スキルがあったらあったで
「うちの会社の若い子達が気を使ってやりづらくならないか?」
ということを気にします。

だからいつまでも高収入が続くかは保障されていないんですね。
サラリーマンも同じだと思いますが。

ずっと活躍し続ける努力、
年齢を重ねても仕事を獲得し続ける戦略は必要ですが、
調子に乗らずにお金の管理をしっかりやることもとても重要です。

これは自分にも言い聞かせているんですが、
これからの人生いつ何が起きるかわからないので
お金の管理はしっかりしておきましょう!

さいごに

注意するべき点はありますが、
フリーランスのお金の管理って、実はそこまでやることはないんですよね。

最初に仕組みを作ってしまえば、後はたんたんと継続していくだけなんです。

ですので後で後悔することがないように、この仕組みだけは最初に準備しておきましょうね!

それでは、快適なエンジニアライフを!

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