フリーランスエンジニアの年収・手取りって、実際どのくらい?

こんにちは!フリーランスエンジニアのサカイです。

サラリーマンエンジニアをしていると、
ふとフリーランスエンジニアの年収や手取りが気になる時がありませんか?

特にリアルにフリーランス転向を考えた時、色々気になることがあると思います。

  • 「よく「手取りは半分」なんて聞くけど、本当なのかな?」
  • 「稼いでも意外と手取りは低いのかな・・・」
  • 「結局フリーランスエンジニアの方が得なの?」

そこで今回は現役フリーランスエンジニアの僕が、以下についてご紹介します。

  • フリーランスエンジニアの年収はどれぐらいなのか?
  • 収入から引かれるものって何?
  • フリーランスエンジニアの手取り額はどのくらいになるのか?
  • サラリーマンとフリーランスはどっちがお得なのか?

フリーランスエンジニア転向を考えていらっしゃるなら、
是非参考にしてみて下さい!

1.フリーランスエンジニアの年収は?

まずはフリーランスエンジニアの年収からご紹介したいと思います。

そもそもフリーランスエンジニアはどのくらい稼げるものなのでしょうか?

今フリーランスエンジニアというと、エージェントに登録して
企業に常駐して業務を行うスタイルが主流になっています。

高収入、かつ仕事も安定して獲得できますからね。

フリーランスエンジニアの案件は色々あるので一概には言えませんが、
だいたい単価60~80万の案件が多いので、年収は720~960万というところですね。

プログラミング言語でいうと、Java、RUBY、JavaScriptの案件は割と単価が高いです。
単価80万ぐらいは結構あります。

C、C++は若干安いですね。
とは言っても、単価60~70万以上の案件はゴロゴロありますし、
あくまでJavaに比べたら安いかな~っという話です。

また扱う技術によっても当然単価は変わってきます。
C++はAIやロボット開発でも使われるプログラミング言語ですので、
一概にC++だから安いというわけではありません。

担当するポジションによっても単価が違います。

マネジメントや上流ポジションの方が
幅広い知識と経験が必要とされる分、単価が高いです。

プロジェクトマネジャーなら100万以上の案件もあります。
逆にテスターとして参画する案件だと単価が50万ぐらいと低いです。

さて、現在エンジニアとして働くサラリーマンの年収はだいたい400~600万ぐらいです。

参照元:平均年収ランキング 最新版(年齢別の平均年収) |転職ならdoda(デューダ)

中小企業のサラリーマンだと年収600万以上はそこそこ稼いでいる方ですが、
フリーランスエンジニアの場合、年収700万以上は全く珍しくないので、
大きな違いですね。

2.フリーランスエンジニアの手取りは?


フリーランスエンジニアの年収が、だいたい720~960万ということをご紹介しました。

でも「実際の手取りはどうなの?」ってところが気になりますよね?

いくら年収が高くても、税金やら保険やらでゴッソリ引かれて
手取りが低くなってしまったら意味がありませんから。

先に結論をお伝えしますと、
人によりますが、だいたい売上(収入)の65%が手取りになります。

月単価60万の仕事であれば、月々の手取りは40万前後です。

「人による」というのは、人によって経費や税金の金額が異なるからです。

では実際に手取りが決まる要素にはどんなものがあって、
それぞれ収入からどのくらい引かれるのでしょうか?

ここからいよいよ今回のメインテーマである
「売上から何がどのくらい引かれて手取り額が決まるのか?」
についてご紹介していきます。

補足
今回の内容は以下の疑問を解消することを目的としている為、細かい説明は省いています。

  • 「手取りってだいたいどのくらいになるの?」
  • 「サラリーマンより得なの?」

税理士さんが見たら「厳密には・・・」なんて突込みを入れたくなるかもしれませんが、
税の仕組みを説明する記事ではありませんので、その前提で読んで頂ければと思います。

3.収入から何が引かれて手取りが決まるのか?

フリーランスエンジニアの手取り額は「売上ー以下の5つ」の金額になります。

売上から引かれるもの

  1. 経費
  2. 年金
  3. 健康保険
  4. 所得税
  5. 住民税

1つ1つ説明してきますね。

①経費


まずは経費ですね。事業を行う上で必要なお金です。

フリーランスエンジニアの場合、物を売ったり人を雇うわけではないので、
かかる経費はかなり限られています。

フリーランスエンジニアの経費

  • バス、電車代
  • 情報収集の為の本代、セミナー代
  • 仕事で使う備品、消耗品
  • 打ち合わせや作業で使ったファミレス代

経費は人によると思いますが、常駐で作業する場合、
定期代ぐらいしかかからない人もいるでしょう。

サラリーマンと比べた場合のメリットは、
サラリーマン時代には経費にできなかった費用を経費にできる点ですね。

経費が多いほど所得税や住民税は安くなりますので、
サラリーマン時代には単純に自腹を切っていたものが
経費になるというのはとてもお得なのです。

②国民年金

年金、保険はサラリーマンも払っていると思いますが
(サラリーマンの保険は、会社が半分負担)、
「会社が処理してくれて引かれた金額を給料としてもらう」のとは違い、
収入の中から自分で支払う必要があります。

令和元年度の国民年金の保険料は、月額16,410円(年間:196,920円)です。

僕の場合は奥さんの分も払っているので、倍の金額が収入から引かれます。

③健康保険


健康保険もサラリーマン時代とは違い、収入の中から自分で支払うお金です。
(サラリーマンは社会保険)

フリーランスエンジニアの場合、
だいたいが国民健康保険に加入することになります。
(Webデザイナーなどのクリエイターの場合、文芸美術国民健康保険という安い保険があります)

国民健康保険の場合、年収や住んでいる市区町村によって計算が違います。
また家族構成によっても変わる為、一概には言えません。

気になる場合は「国民健康保険計算機」というサイトがあるので調べてみましょう。
年収と住んでいる市区町村などを入力すると、年間の保険料が表示されます。

計算が面倒だという場合にざっくりお伝えしておくと、
所得(売上ー経費)の10%を想定しておくとよいでしょう。

  • 所得900万なら90万
  • 所得800万なら80万
  • 所得700万なら70万

「えーーーっ、そんなにかかるの!?」って思いましたか?
かかるんです!

僕は最初に通知書を受け取って金額見た時は
ひっくり返りそうになりましたよ。。。

国民健康保険が年間80万かかった場合、
国民年金と合わせると、年間で100万ほどかかるわけです。
なかなかの金額になりますね。。。

個人事業主になる時の大きなデメリットとしては、健康保険の金額が上がることです。

サラリーマンの社会保険は会社が半分負担してくれますし、
扶養家族分は支払い不要なので、個人事業主になると明らかに負担は増えます。

ただサラリーマン時代からの収入のプラス分を考えると、
総合的にはプラスなので仕方ないか、、、と思っています。

④所得税

所得税とは「所得から徴収される税金」のことです。

所得税は「売上-経費-控除」の金額に対して計算されます。

「控除」とは「差し引くこと」です。

控除が何のためにあるのかというと「国民1人1人みんな事情が違うので、それぞれの事情を考慮した上で公平に税金を決めましょう」という目的があるんです。

例えば扶養する家族がいる人は独身の方より負担が大きいので、
「扶養者控除」としてある一定の金額を引いて、
その金額に対して所得税の計算をしましょう、という感じです。
(扶養している人全員に適用されるものではありません。あくまで一例として。)

また、年間の医療費が10万円以上かかる人は負担が大きいので、
「医療費控除」として所得からかかった医療費を控除されます。

「売上-経費」の金額を「所得」といいます。

「売上-経費-控除」の金額を「課税所得」といいます。
「課税の対象になる所得」ということですね。

この課税所得に対して所得税の計算がなされます。

ではどんな計算をするのかというと、
課税所得の金額によって決められた所得税のパーセンテージが決まっているんです。

課税所得に対する計算は以下の通りです。

課税される所得金額 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円を超え 4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円

参照元:国税庁HP

「控除額」と書いてありますが、
課税所得に対して更に記載されている金額を控除してくれるんです。ありがたいですな。

「売上-経費-控除」を対象に所得税の計算がされるということは、
「経費と控除の金額が高ければ高いほど、所得税の金額が低くなる」
ということです。

所得税を抑える為に、
「経費にできるものはできるだけ経費にして、控除に該当するものは申告する」
ことが「節税」となります。

節税とは別に「ウソの経費」を計上して所得税を低くしようとする行為が「脱税」です。
これは犯罪ですのでやめましょう。

さて、ここまでの情報から例として以下の設定で計算してみます。

  • 年収:800万円
  • 年間の経費:30万円
  • 控除の合計金額:200万円

課税所得は800万円 - 30万円 - 200万円 = 570万円なので、
所得税は以下の計算結果になります。

[課税所得:570万]×[税率:20%]-[控除額:427,500円]=[所得税:712,500円]

⑤住民税

住民税はその名の通り「住民から徴収する税」のことです。

住民税は「教育、福祉、防災、その他もろもろの行政サービスなどの資金確保」
を目的としています。

「住んでいるみんなが使うものは、みんなでお金を出し合いましょう」
ってことですね。

住民税の構成は、以下のようになっています。

  • 前年の課題所得(売上ー経費ー控除)の一律10%が課税される「所得割」
  • 年定額で課税される「均等額」

「均等額」の金額は住んでいる市区町村によって異なりますが、
「(住んでいる市区町村) 住民税 均等割」で検索すると、情報が出てきます。

ただ1万円にも満たない金額がほとんどですので、
課税所得の10%で計算しておけば問題ありません。

  • 課税所得600万なら60万
  • 課税所得550万なら55万
  • 課税所得500万なら50万

これまたなかなかの金額になりますね。

4.手取りのシミュレーション

さて、今までご紹介してきた内容をふまえて手取りの計算をしてみます。

年収800万の場合、以下の想定で行くと合計で250万円のお金が引かれます。

  • 年間の経費:30万円
  • 国民年金:20万円(1人あたり)
  • 健康保険:80万円
  • 所得税:70万円
  • 住民税:50万円
  • 合計:250万円

※わかりやすくする為にきりのいい数字で計算しています。

年収800万 - 250万 = 手取り550万(売上の約68%)です。
12か月で割ると、月々の手取りは約45万円です。

その他、持ち家があれば固定資産税がかかりますし、
奥さんの分の年金も払っていれば年金は倍かかるので人によって違いはありますが、
収入の65%ぐらいは手取りになります。

65%が手取りになる計算で出した手取り額

  • 年収700万の場合:手取り455万(月:約38万)
  • 年収800万の場合:手取り520万(月:約43万)
  • 年収900万の場合:手取り585万(月:約49万)

1つ大きなポイントとしては「フリーランスは節税ができる」という点です。

サラリーマン時代にはただ自腹を切るだけだったお金が経費になりますので、
単純に手取りの金額だけを比較するよりもフリーランスの方がお得なんですね。

単純に手取り額を比較するだけでも
サラリーマンとして受け取る手取り額よりは高いでしょうから、
結論としては「フリーランスはサラリーマンよりお得」ってことになります。

5.今はフリーランスエンジニアの方がお得です

フリーランスエンジニアの手取りは約65%です。

フリーランスエンジニアの案件では単価60万以上の案件が
たくさんありますので最低でも60万で仕事を請ければ、
「単価60万 × 65% = 39万円」が月々の手取りになる計算です。

「今まったく手取り40万には届かず、今後も給料が上がる見込みがない・・・。
ボーナスももらっていない・・・。」

あなたが今、そんな状況ならフリーランスエンジニアの方がお得です。

また、たとえ手取り40万以上あったとしても、
残業をしまくって残業代で稼いだお金だとすると
プライベートを犠牲にしているので今後が心配です。

「これから歳を重ねてもずっと残業し続けるのか?」を考えてみてもいいでしょう。

フリーランスエンジニアの場合、残業ゼロだとしても単価60万なら年収720万です。

まったく同じ仕事をしているのに、例えば以下のような違いが出てくるわけです。

  • サラリーマンのエンジニアの手取りは25万
  • フリーランスエンジニアの手取りは40万

そうなるとサラリーマンとして働くことはバカバカしいですよね?

今の時代、フリーランスの為の年金や積立制度はできていますので、
昔のような将来への不安要素は無くなっています。

サラリーマンの厚生年金にあたる国民年金基金もありますし、
小規模企業共済という退職金積立制度もあります。
(2つとも支払った金額は所得税の控除の対象になります)

また、今はフリーランスエンジニア専門のエージェント会社がたくさんありますので、
仕事の獲得に困ることはありません。

ですので今の時代、エンジニアならフリーランスになった方がお得なんです。

ただこれは「あくまでエージェントに登録する前提」での話です。

一昔前であれば自分で仕事をとってくるのがフリーランスの仕事のスタイルでしたが、
それだとどうしても今後の不安が付きまといますよね?

「ある日、仕事が無くなるなんてことにはならないだろうか・・・?」と。

1人で営業も開発もやるとピンチになった時に大変です。
相談する人も助けてくれる人もいませんから。

しかしエージェントに登録しておけば常に仕事を探してくれていますし、
困ったことも相談できますので、安心してフリーランスとして活動していけるんです。

もし半信半疑で迷っているなら、
まずは大手エージェントのギークスジョブさんに登録して、
無料で受けられるフリーランスセミナーに行ってみましょう。

僕はフリーランスになる時にギークスジョブさんのセミナーに行って、
色んな不安がクリアになりました。

セミナーの後も相談コーナーがあって個別に今後の不安や不明点を相談できるので、
参加することを強くおススメします。

そして実際フリーランス転向をリアルに考えているのであれば、
まず大手3社には登録しておきましょう。

やはり大手の方が以下の点でしっかりしていますので安心です。

  • 企業とのパイプ
  • バックアップ体制
  • 福利厚生

サラリーマンを辞めてフリーランスに転向する時には
不安が多いと思いますので、手堅くいくことをおススメします。

まとめ

フリーランスエンジニアの手取りは、収入の約65%
売上から引かれるもの

  1. 経費
  2. 年金
  3. 健康保険
  4. 所得税
  5. 住民税
65%が手取りになる計算で出した手取り額

  • 年収700万の場合:手取り455万(月:約38万)
  • 年収800万の場合:手取り520万(月:約43万)
  • 年収900万の場合:手取り585万(月:約49万)

いかがでしたでしょうか?

今回の内容によってフリーランスに魅力を感じたかどうかは、
サラリーマンとしての給料額によりますが、1つの参考にしてもらえたら嬉しいです(^^)

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