こんにちは!フリーランスエンジニアのサカイです。
ITエンジニアの英語の必要性については色々な意見がありますが、
少なくともリーディングに関してはマストです。
英語の仕様書、資料に出会うことは珍しくないですし、
(今まで出会ったことがなくても、急に登場することは十分考えられます)
Webで調べ物をする時にも英語サイトも読める方が便利です。
毎回毎回、Google翻訳なんて効率悪過ぎですしね、、、、
今回は僕が英語のリーディングを学習してきて思う、
おすすめの学習ステップをシェアしたいと思います。
目次
ステップ1.エンジニア英語の基礎をつける

まずは英文を読むための基礎作りです。
あなたが普段あまり英語に触れていない状況でしたら、
まずは以下を覚えることをおすすめします。
- 中学レベルの文法
- エンジニアがよく使う英単語
中学レベルの文法と、よく出てくる英単語がわからないと、そもそも英文を読むことが厳しいです。逆に言うとこの2つがわかれば、簡単な英文は読めるようになります。
①中学レベルの文法をおさらいする
僕がエンジニアとして英語の勉強を始めた頃は
中学卒業から20年ほど経っていたので、、、まずは中学英語をおさらいをしました。
僕はこちらの本で学習しました。
わかりやすい内容で、本のタイトル通り実際に10時間ぐらいで復習できました。
②エンジニアがよく使う英単語を覚える
次にエンジニアがよく使う英単語を学習します。
まず「今のあなたがどれぐらい英単語を知っているか?」を知る為に
「コンピューター用語辞典のアクセスランキング」を見てみましょう。
このランキングに出てくる単語は、よく調べられている単語なだけに基本的な単語ばかりです。ですので、少なくともこのランキングに出てくる単語は覚えておきましょう。
もしあなたがこのランキングに出ている単語がほとんどわからないという場合は、基本的な英単語の学習から始める必要があります。(「このぐらいは普通に知っているよ」という場合は、この項目は飛ばして頂いて大丈夫です)
こちらの本はエンジニアがよく出会う英単語がわかりやすくまとめられています。
それぞれの単語がエンジニアのどんな業務に登場するかも説明してくれているので、
エンジニアとしても役立つ本です。
ただあなたがエンジニアとして10年以上のキャリアがあるのでしたら、おそらくこの本に載っている単語は今までの業務の中で出会っている可能性が高いので、読む必要がないと思います。
キャリア11年の僕が読んだ結果では、
「知らなかった単語:2つ」「忘れていた単語:4つ」でした。
もう1つ、プラスアルファでやっておくと良い情報をお伝えします。
「エンジリッシュ」というエンジニアが英語を学ぶためのwebアプリがあります(こちらの利用は無料です)。
こちらはテスト形式で英単語、英語イディオム、英語フレーズを学習できるwebアプリです。単語だけでも3000問以上ある情報の豊富さ!
1回のテストで出される出題数を10問単位で設定でき、
内容も習熟レベルに応じて変更できます。
僕は昼休みなどのちょっとした時間にやっています。
合間合間でやっておくと少しずつ単語量が増えていくので、おすすめです。
気合いを入れてやるというよりは、気楽に継続していく感じですね。
ステップ2.英文を読むための準備をする

基礎ができたところで、次は英文を読むための準備に入ります。
①スラッシュリーディングを覚える
英文をスムーズに読むためのスラッシュリーディングという読み方があります。
スラッシュリーディングとは、文章の区切りにスラッシュ「/」を入れながら
英語の語順のまま読む方法です。
例えば「僕は昨日ラーメンを食べた」なら以下のようになります。
(僕は/食べた/ラーメンを/昨日)
なんだかおかしな感じがするかもしれませんが、
英語と日本語は語順が違うので、日本語のように英語を読もうとすると
目線が行ったり来たりして余計な時間がかかってしまいます。
日本語通りですと、以下の順番で目線が動きます。
(僕は/昨日/ラーメンを/食べた)
短い文章であればそこまで困りませんが、長文を日本語の語順で読もうとすると
目線が行ったり来たりして、やたらと時間がかかってしまいます。
ですので英文を読むためには、スラッシュリーディングの習得は必須です。
英文の構造に慣れることができますし、意味の理解もスムーズになります。
エンジニアの仕事で英文を読む場合、スピードも要求されますので、
時間をかけずに意味を理解するためにスラッシュリーディングを覚えておきましょう。
スラッシュリーディングについては、こちらの記事が参考になりました。
「【英語長文】速読のコツ「スラッシュリーディング」の効果・やり方」」
また練習としては、こちらの本がおすすめです。
題材はエンジニアとは関係ない内容なのですが、
簡単な文章を使って練習できるので、入り口としては最適かと思います。
②1、2行の英文から読み始める
エンジニアの英文を読むスタートとして、まずは1、2行の簡単な英文から感覚を掴んでいきます。
先ほどご紹介したエンジリッシュには単語ごとに英文例が載っていますので、単語と一緒に英文例も読んでおくと、一石二鳥です。またエンジリッシュには「ITフレーズ」という項目もあるので、ITフレーズも合わせて勉強しておくと尚良いでしょう。
本で学習したい場合は、以下の本に英文がたくさん載っています。
この本は以下の問題点をクリアする内容になっています。
- 簡単な英文で学習したいけど、エンジニア関連のテーマを扱っている本がない、、、
- エンジニア関連の英文の本はあるけど、長文のものばかりでハードルが高い、、、
簡単な文章で、かつ題材がエンジニア関連の内容なので、リーディングの下地を作るにはピッタリなんです。英文への心理的なハードルが下がるので、おすすめですよ。
ステップ3.ボリュームの少ない英文で量をこなす

いよいよ、実践での練習です。
ボリュームの少ない英文をどんどん読んで慣れていきましょう!
ここからはどんどん読んでいくのみ!になります。
①英単語を調べる手間を省く
英語のサイトを読む前に、1つおすすめの準備があります。
「Weblioポップアップ英和辞典」というChromeの拡張機能を追加しておきましょう。
Weblioポップアップ英和辞典を入れておくと、
カーソルを単語にあてるだけで英単語の意味がポップアップで表示されるので、
いちいち単語の意味を調べる必要がなくなります。

出典:Medium
英語のリーディングで挫折しやすい点として、
「ちょいちょい知らない単語に出会ってイライラする」ということがあります。
「知らない単語は飛ばして良い」という人もいますが、
知らない単語だらけだとやる気も無くなりますし、
かと言って、知らない単語が登場するたびに調べるのも面倒です。
Weblioポップアップ英和辞典を入れておけば、知らない単語で読むことが中断されないので、集中しやすくなります。
心理的なハードルもかなり下がるので、是非入れておきましょう!
②題材選びのポイント
次に、読む英文を選ぶ時のとても重要なポイントをお伝えします。
「日本語だとしても読みたい題材を選ぶ」が重要です!
題材としては興味がないのに、英語の勉強のために無理して読もうとすることは
挫折の始まりです。
そもそもリーディングをマスターしたい目的は
「あなたの興味のある情報を英語でもキャッチできるようにするため」
だと思いますので、自分の興味のある題材を選びましょう。
- バグの調査の幅を広げたい → Q&Aサイト、blog
- 情報収集の幅を広げたい → Newsサイト、blog
- 海外のエンジニアのノウハウ、考え方などを知りたい → blog、SNS
ただ「少しでも早く実践に結び付けたい!」という思いが強い場合は、
GitHubにあるReadMeを読むのがスタートとしては良いかなと思います。
興味のあるOSSや、海外のエンジニアが作ったライブラリのReadMeを読んでみましょう。
またstack overflowにも見慣れておくと、バグ解析や環境構築でハマった時などの助けになるので、あなたが現在携わっているプログラミング言語のQ&Aを読むのがおすすめです。
出典:stackoverflow③おすすめの英語サイト
最後におすすめサイトをご紹介します。
以下の中であなたの目的に合っているサイトを読んでみて下さい。
まずは「ちゃんと読もう!」と意気込まないことです。
眺めるだけでも良いですし、見出しだけを見るだけでも良いです。
無理せずに少しずつ慣らしていきましょう。
分類 | サイト名 |
ソースコードホスティング | GitHub |
Q&A | stack overflow |
News | Hacker News |
News | TechCrunch – Startup and Technology News |
community | DEV Community |
Blog | Medium |
Blog | Software Engineering Blog & Programming Tutorials |
まとめ
- 中学レベルの文法をおさらいする
- エンジニアがよく使う英単語を覚える
ステップ2.英文を読むための準備をする
- スラッシュリーディングを覚える
- 1、2行の英文から読み始める
ステップ3.ボリュームの少ない英文で量をこなす
- 英単語を調べる手間を省く
- 題材選びのポイント
- おすすめの英語サイト
今回の内容が少しでも参考になれば嬉しいです(^^)
僕もまだまだ英語勉強中の身ですので、一緒に頑張っていきましょう!
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